サイドビジネスとしての動画編集との出会い
こんにちは!普段は会社員として働きながら、夜や週末を使って動画編集のサイドビジネスをしている者です。今日は「副業で月3万円稼げるようになるまで」の道のりと、その喜びや苦労をお伝えしたいと思います。
私が動画編集に興味を持ったのは約1年前。YouTubeでの情報収集が日課になる中で、「この動画、編集がすごくいいな」と思うことが増えてきました。特にテンポの良いカットや効果的なBGMの使い方など、視聴者を引き込む工夫に魅了されていきました。
「自分でも挑戦してみたい」
単純な好奇心から始まった動画編集の勉強。最初は趣味として始めたものでしたが、今では月に3万円ほどの副収入を得られるようになりました。その過程は決して平坦ではありませんでしたが、同時に想像以上に楽しいものでした。
独学からサイドビジネス化までの道のり
最初の一歩:編集ソフトの選択と基本スキルの習得
動画編集を始めるにあたって最初の壁は「どのソフトを使うか」でした。有料のAdobe Premiere Proにするか、無料のDaVinci Resolveにするか悩みましたが、将来的な汎用性を考えてAdobe Creative Cloudの月額プランに加入しました。
初めは操作方法に戸惑いましたが、YouTubeの無料チュートリアルやUdemyの格安コースを活用し、基本的なカット編集からトランジション、テキストアニメーションまでを独学で習得。約1ヶ月ほどで自分の撮影した動画を形にできるようになりました。
クライアント獲得への挑戦
基本スキルを身につけた後、「これでお金をもらえるのだろうか?」という不安はありましたが、まずはクラウドソーシングサイトに登録。初めは以下のような小さな案件から受注しました:
- 結婚式の余興用動画編集(5,000円)
- 企業の社内研修用スライドショー(3,000円)
- YouTuber向けの簡単なオープニング映像(2,000円)
最初の仕事は友人の紹介で、「結婚式で流す思い出ムービーを作ってほしい」というものでした。報酬は5,000円。正直なところ、作業時間を考えると時給換算では低かったのですが、「自分の編集作業にお金をもらえる」という喜びが大きく、とても嬉しかったのを覚えています。
月3万円の副収入を達成するまで
継続的なスキルアップと実績づくり
サイドビジネスを始めて3ヶ月目くらいから、月に1〜2件の案件を安定して受けられるようになりました。この時期に意識したのは「ポートフォリオの充実」と「得意分野の確立」です。
特に力を入れたのは以下の2点:
- 自主制作作品の公開:自分の撮影した風景や旅行動画をYouTubeチャンネルで公開
- 特定ジャンルへの特化:企業向けの商品PRや飲食店の宣伝動画に力を入れる
実績が増えていくにつれ、単価の高い案件も受注できるようになりました。6ヶ月目には月に10,000円程度、9ヶ月目には20,000円前後、そして1年経った頃には月平均30,000円の収入を得られるようになりました。
現在のクライアント層と案件内容
現在の主な収入源は以下の3つです:
- 地元企業のSNS用動画制作:月1〜2件(1件10,000円前後)
- 個人向け記念動画制作:月1件程度(8,000〜15,000円)
- YouTube向けのサムネイル制作:月5件程度(1件1,000〜2,000円)
特に地元の小さな飲食店やアパレルショップからSNS用のショート動画依頼が増え、定期的なクライアントになってくれる方も出てきました。リピーターが増えたことで営業の負担も減り、制作に集中できるようになっています。
サイドビジネスの魅力と苦労
魅力:お金以上の価値がある
月3万円という金額は決して大きくはありませんが、サイドビジネスの価値はお金だけではありません:
- スキルの向上:実案件を通して確実に技術が上がる
- 人脈の拡大:様々な業種の方とつながりができる
- 達成感と自信:自分の作品が実際に使われる喜び
- 本業への好影響:編集で培った目線が企画やプレゼンに活きる
特に嬉しいのは、クライアントから「思った以上に良い!」と言ってもらえたときの喜びです。自分の技術や感性が認められる感覚は、お金では買えない充実感をもたらしてくれます。
苦労:時間管理と期待値のコントロール
もちろん、楽しいことばかりではありません:
- 時間管理の難しさ:本業との両立で睡眠時間が削られることも
- 修正依頼への対応:イメージの擦り合わせが難しい案件もある
- 機材投資の悩み:よりクオリティを上げるための投資と収益のバランス
- 料金設定の難しさ:経験が増えるにつれ、適正価格の見極めが課題に
特に大変だったのは、クライアントの期待と自分の技術力のバランスを取ることです。「もっと凝った編集を」と要望されても、技術的に難しかったり、予算に見合わない場合もあります。そんなとき、丁寧な説明とコミュニケーションで理解を得るよう心がけています。
これからサイドビジネスとして動画編集を始めたい方へのアドバイス
1. 小さく始めて徐々に拡大する
最初から高額案件や大量の受注を目指すのではなく、まずは友人や知人の小さな依頼から始めるのがおすすめです。実績を積みながら、徐々に範囲を広げていきましょう。
2. 得意分野を作る
「何でも編集します」ではなく、特定のジャンルや編集スタイルを突き詰めると、ブランディングしやすくなります。私の場合は「飲食店の商品PRに特化した30秒動画」が得意分野となり、紹介につながっています。
3. 適正な料金設定を心がける
初心者のうちは低価格でも仕方ありませんが、スキルが向上したら適切に価格を見直しましょう。自分の時間と技術に適正な対価を設定することは、長く続けるためにも重要です。
4. 継続的な学習を怠らない
YouTubeでのトレンドや編集テクニックは日々進化しています。定期的にチュートリアルを見たり、新しいプラグインや機能を試したりして、スキルの陳腐化を防ぎましょう。
まとめ:楽しみながら続けられるからこそ価値がある
サイドビジネスとしての動画編集は、月3万円という金額以上の価値を私にもたらしてくれました。創造性を発揮できる喜び、クライアントとの関係構築、そして確実に成長している実感――これらはお金では買えない財産です。
もちろん、本業との両立は時に大変ですが、「好きなこと」だからこそ乗り越えられる部分も大きいと感じています。
動画編集に興味がある方、これから始めてみたい方は、まずは趣味として楽しむところから始めてみてはいかがでしょうか。技術が向上し、自信がついてきたら、少しずつビジネスとしての一歩を踏み出してみると良いと思います。
私自身、まだまだ発展途上の身ですが、今後もこのサイドビジネスを楽しみながら、さらなるスキルアップと収入アップを目指していきたいと思います。皆さんも、自分のペースで楽しく続けられる副業を見つけてみてくださいね!
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